今回は2泊3日でうだつの町並みを観てきました。
1日目うだつの町並みを探訪
うだつの町並みは、肥沃な土地が広がる吉野川沿いで育てた藍を売り、富を得た藍商人たちを中心に発展した名勝です。
西阿波方面に点在していますが、有名な場所としては美馬市脇町にあるうだつの町並みになります。
1日目は脇町に向かうために、最寄り駅である穴吹駅まで行きました。
徳島駅から汽車で1時間10分くらい。運賃は大人一人980円。


穴吹駅からは吉野川を挟んで2kmくらい歩きました。
吉野川は徳島を横断する一級河川で、中流辺りまで来ましたが幅は広いです。

曇っていましたが、吉野川は水面が輝いていてキレイでした。
観光地として整備されているうだつの町並み
うだつの町並みに入ると一気に時代を遡ったような感覚になります。
通り全体の世界観が統一されているのが良かったです。




うだつそのものだけでなく、建物全体がきちんと保全されているようです。

あちこちで改修工事しているのは少し情緒が削がれますが、必要な作業ですよね🤔
観光地と整備されているだけあり、外国人観光客の姿も多数見られました。
日本人で観光に来ているのは僕たちくらいかも?
ただ、「うだつをいける」と称した假屋崎省吾さんの生け花のイベントが開催されており、これにはマダムがたくさん訪れていました。
建築家が経営しているドーナツ屋
うだつの町並み内には喫茶店やレストラン、おみやげ屋などが複数ありますが、ひときわおしゃれな雰囲気のお店がありました。
2024年12月にオープンしたばかりの「あがるどーなつ」というスイーツのお店でした。
お話を伺ってみるとオーナー高橋さんの本業は建築設計をされているそうで「なんで建築家が?」と心の中でツッコんでしまいました。
でも地域で雇用も生み、地方創生に貢献されていて凄いなと素直に感心しました。




スイーツ以外にも徳島のおみやげも売られていました。
ただ、その辺のおみやげ屋さんと違い、厳選された商品のみ扱っているセレクトショップといった感じで、一つひとつの商品が洗練されていました。
ひと通り買いたいという欲望に駆られながらもドーナツと野菜ペーストを購入。

ドーナツはふんわり揚がっていて、さらに中に詰まったクリームやチョコで美味しさ倍増していました💛
常に満席の阿波尾鶏ランチ
町並みの散策後は通りから少し入ったところにある「うだつemon茶房」で阿波尾鶏のランチをいただきました。
開店後すぐに入りましたが、15席ほどしかなく、ギリギリ席に通してもらえました。
後から団体客が押し寄せていましたが、みんな諦めて帰っていました。
僕たちはラッキーでした。



いろいろメニューはありましたが、表の看板に出ている阿波尾鶏ランチとおすすめのクラフトビールを注文。
阿波尾鶏ランチは4種類のなかから僕はさっぱりおろしのゆずポン酢、奥様はタルタルソースのチキン南蛮を選びました。
先に出されたビールにはおまけと言ってナッツをつけてくれました。
阿波尾鶏はサクッと香ばしくジューシー。
雑穀米のごはんと一緒に頬張ると口のなかが幸せでいっぱいになります。
地域限定の激辛アイス
食後は道の駅「藍ランドうだつ」の売店でここでのみ販売の限定アイスを購入。
味は9種類(みまから・はったいこ・鳴門金時・すだち・ゆず・ブルーベリー・チョコ・抹茶・バニラ)あり、奥様は抹茶、僕はみまからを選びました。


抹茶は無難に美味しかったです。

みまからは甘さよりも辛さが完全に勝っていました。話のネタとしてはありですが、2回食べようとは思わないですね😅

みまからについて、脇町まで来られない人は、楽天のふるさと納税でも購入することができます。
脇町の中心にあるビジネスホテルマツカ
うだつの町並みを堪能し終えると、ホテルにチェックイン。
脇町のメインストリートっぽいところから一歩折れ曲がったところにある「ビジネスホテルマツカ」に2泊です。



部屋は少し古さを感じさせますが、特に不満なく利用できました。

予算的に余裕があるなら、うだつの町並みのなかにある旅館に泊まるのも良いですね。
廻る寿し祭りは大手回転ずしに負けない美味しさ
夕食は、ホテルの窓から見えた回転ずし「廻る寿し祭り」に行きました。



平日ということもあってか、お客さんの姿はまばらでした。
スシローなどの大手と違って設備も古い感じでしたが、お寿司の味は負けていません。

のどぐろの握りが特に美味しかったです😋

私はエビが大好物なので、エビだけで10皿食べました🤣
アルコールやサイドメニューも充実していたので、飲みに来るのでも良いし、子連れで来ても楽しめそうです。
2日目貞光の二層うだつと歴史に迫る
2日目は場所を変え、「二層うだつの町並み」に行きました。
目的地の貞光駅までは、穴吹駅から13分くらい。
運賃は大人一人330円でした。
駅に着くと、バスは走っておらず、代わりにコミュニティバスなるものが待機していました。
地域の足となっていて、循環ルートは決まっているようですが、観光客も運んでくれるらしく、その場合は一人200円で希望の場所まで運んでくれるようです。

田舎でも交通手段が用意されているのはありがたいですね。
二層うだつの町並みに行く前に、まずは腹ごしらえということで「貞光ゆうゆう館」にお邪魔しました。



郷土料理がずらりと並ぶ豪華ランチ
館内のレストランでは西阿波の郷土料理を食べることができます。
僕は「ゆうゆう御膳」を、奥様は「にし阿波御膳」を注文。
次来られる機会があるかどうかも分からないので一番良い料理を選びました。
地産地消にこだわっており、鉄板焼きは阿波尾鶏、麺は半田そうめん、お米は徳島県産あきさかり、お豆腐も館内での自家製というこだわりっぷりです。

アメゴ(川魚)は徳島と高知で養殖されているんですね。

私が頼んだ御膳にはそば米雑炊がついており、郷土料理を満喫することができました😋




より絢爛豪華な二層うだつ
腹ごしらえが済むといよいよ二層うだつの町並みに。
こちらは、脇町のうだつの町並みと違って、あまり観光地として整備されておらず、やや寂しい雰囲気でした。
しかし建物自体は保存されており、当時の面影を感じることができます。

うだつの形も豪華で二段になっているんですね😳


同じ通りに織本屋という登録有形文化財に指定されている庄屋もあり、一階はカフェスペースになっていましたが、訪れた日は定休日でした。
旧永井家庄屋屋敷が歴史的資料満載だった
二層うだつの町並みを観た後、周辺をぶらぶら散策していると大きなお屋敷「旧永井家庄屋屋敷」を発見。
こちらには町の職員さんがいて、観光案内をしてくれました。
うだつも上がっていましたが、それ以外に人力車や駕籠など、同時の栄華を誇っていた名残が多数展示されていました。

江戸・明治時代の文書や土地の権利書などは貴重な文献だなと感じました。

私は木でできた当時の冷蔵庫にビックリ!




3日目おみやげを買って帰る
最終日は観光はせず、ホテルでチェックアウト時刻ギリギリまでダラダラし、そのまま帰りの汽車に向かいました。
僕たちは旅行に行っても予定を詰め込んだりしないのです。
徳島で100年続く銘菓の日乃出本店
穴吹駅の目の前には「日乃出本店」があり、おみやげを買って帰ることに。

看板にあるとおり、ぶどう饅頭が有名で、僕が小さいころから食べ親しまれていました。
以前は串の端から端までビッシリお饅頭が刺さっていて、持つところが無かったのですが、今は改善(?)されているようです。



ぶどう饅頭は、脇町まで来られない人でも、楽天のふるさと納税などで購入することができます。
うだつで買ったおみやげ紹介
うだつの町並み内の『あがるどーなつ』では、ドーナツと『36食堂』の野菜ペースト。
同じくうだつの町並み内の『正木酒食品』では「うだつのあがる酒」。
『貞光ゆうゆう館』では「にし阿波の6穀ブレンド」。
『日乃出本店』では「ぶどう饅頭」を購入しました。


ドーナツもとても美味しかったですし、ぶどう饅頭は昔ながらのスタンダードな味が好きでした。

私は苺味がオススメです。

あがるうどーなつや野菜ペーストは通販やってなさそうなのが残念💦
お酒や雑穀などは料理して楽しみます♪
うだつ旅行まとめ
2泊3日のうだつの町並みは、歴史と自然と料理に癒される良い旅行となりました。
昼過ぎには徳島市内に帰ったので、移動疲れもありません。
ほな、またね。
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